1948-06-10 第2回国会 参議院 予算委員会 第27号
運賃及び通信料金につきましては、企業獨立採算制を回復することを目途としつつ他の物價への影響等をも考慮し、國鐵運賃は貨物、旅客共に三倍半、通信料金は四倍、海上運賃は三倍に引上げることといたし、尚且つ生ずる國鐵事業の赤字百億圓、通信事業の赤字五十億圓、船舶運營會の赤字四十億圓は、これは一般會計において負擔 以上が豫算編成の基礎として考慮せられました物價及び賃金體系に關する構想であります。
運賃及び通信料金につきましては、企業獨立採算制を回復することを目途としつつ他の物價への影響等をも考慮し、國鐵運賃は貨物、旅客共に三倍半、通信料金は四倍、海上運賃は三倍に引上げることといたし、尚且つ生ずる國鐵事業の赤字百億圓、通信事業の赤字五十億圓、船舶運營會の赤字四十億圓は、これは一般會計において負擔 以上が豫算編成の基礎として考慮せられました物價及び賃金體系に關する構想であります。
私は本日の朝日新聞に載りました「國鐵運賃値上か、運輸省具體案作成に着手」という記事を見まして、非常に愕然としたのであります。
○高瀬委員 やはり國鐵運賃の値上げに關連しまして、獨立採算制というものを運輸省がとつたというような建前から、大藏當局は絶えず運賃値上げを國有鐵道の赤字解消の方法として主張している。こういうふうな報道がありますが。その事實ありや否や、これを大藏當局に伺いたいと思います。
しかるに十月三日の日本經濟新聞により、またラジオ放送によつて大きく取上げられたのでありますが、一日の參議院の運輸交通委員會で、緑風會の小野哲君が國鐵運賃を改正するかとの質問に對しまして、運輸大臣は、經營の合理化によつて赤字を解消することができなければ、運賃を檢討しなければならないし、諸物資の價格中に占める運賃の割合は戰前に比してかなり低いので、國民生活に影響を與えなければ、貨物だけ上げても差支えないと